介護保険の給付には、要介護1〜5の人が受けられる「介護給付」と、要支援1・2の人が受けられる「予防給付」があります。 給付割合は介護給付・予防給付ともに、サービス費用の9割または8割です。なお、市区町村によってはこのほかに「市町村特別給付」を独自に実施することがあります。
地域支援事業
地域支援事業は要支援・要介護になるおそれのある人を対象に各市区町村が行う事業で、介護予防事業のほかに、介護予防のマネジメント、地域支援の総合相談、虐待防止・権利擁護事業、包括的・継続的マネジメントなどを行います。
●地域包括支援センター
地域支援事業の実施にあたっては、「地域包括支援センター」が大きな役割を果たします。地域包括支援センターは、地域の高齢者の生活機能の維持、保健・福祉・医療の向上、生活の安定のために必要な援助、支援を包括的に行う中核機関で、相談からサービスの調整までを一貫して行います。